衛生向上に高まる関心

新型コロナウイルスが猛威をふるっている今、人々の関心は如何にして対策を打つか、ということに集まっています。
対策方法の中でも「手洗い」は簡単に行える方法ということもあり、読者の皆様も手を洗う機会が多くなっていることと思います。

今回は「手洗い」に着目し、ハンドルに触れることなく自動で水が出る水栓(以下、自動水栓)について様々な観点から情報をお伝えします。
 
 
 

自動水栓とは

赤外線などのセンサーにより、自動的に開閉する機構を持つ水栓のことを自動水栓やタッチレス水栓と呼びます。
自動水栓を使うことにより、他人が触れたハンドルに触れることなく、水栓の開閉ができるため、衛生的で安心です。
ただし、自動水栓をつける場合は、電気を水栓に供給する必要があります。
電気供給方法には「コンセント式」と「バッテリー/電池式」の二種類があります。設置場所の環境に適した選択が重要となります。
 
 

自動水栓の電源①-コンセント式

コンセント式とは、家庭用電源コンセントを使用して電気を供給する水栓のことです。
そのため、使用するためには電源コンセントが水まわりに必要となります。

 
 

自動水栓の電源②-バッテリー/電池式

バッテリー/電池式とは乾電池やバッテリーを使用して電気を供給する水栓のことです。
電源コンセントが不要なため、新たに電気工事を行う必要がありません。

 
 
 

メリットとデメリット

水栓によって機能は大きく異なります。購入の際は、メリットとデメリットを判断のうえ、商品を選択することが重要となります。

・自動水栓と手動水栓について

メリット デメリット
手動水栓 ・自動水栓より安価な商品が多い
・水量や温度の調整が容易
・体の一部が触れないと操作不可
自動水栓 ・手で水栓に触れることなく水を出せる
・水栓の締め忘れを防ぐことができる
・細かい水栓の開閉で節水効果がある
・ハンドルや蛇口が汚れにくい
・停電時に使用できない商品がある
・電源コンセントが必要な場合がある

・コンセント式とバッテリー/電池式について

メリット デメリット
コンセント式 ・電池交換が不要 ・電源コンセントが必要
・停電時に使用できない
バッテリー/電池式 ・コンセントが不要
・停電時でも使用可能
・水流発電式なら節電になる
・定期的に電池の取り換えが必要
 
 
 

自動水栓をお勧めできるシチュエーション

一言に自動水栓に取り換えるといっても、設置場所によって効果は大きく異なります。設置場所の検討は、水栓の選択と同じくらい重要です。
 
 

公共施設

公共施設では不特定多数の方が様々なものに触れるため、衛生面が気になる方も多いでしょう。
その中でも、自動水栓は施設利用者様に安心感を与え、かつ、菌が他人へ感染するリスクを低減させることができます。
他にも、自動で泡/液体石鹸が出るオートソープディスペンサーや、水が飛沫しない使い捨てのペーパータオルを利用することで、さらに衛生的な環境を築くことができるでしょう。

 
 

玄関/入口付近

帰宅後、手を洗わずにドアノブなどに触れると、菌が付着する危険性があります。
そのため、帰宅後すぐに手を洗える環境を用意することで、部屋をより衛生的な状態に保つことができます。

 
 
 

自動水栓の薦め

新型コロナウイルス感染をきっかけに、人々の衛生に対する意識は変わりました。
終息した後も、決してすべてのウイルスが消滅するわけではありません。
家や施設の中で、ウイルス対策を水まわりから対応することで、自分や人々に安心感を与えることができるのではないでしょうか。

 

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