給湯器を使う場合は
サーモスタット式混合栓がおすすめ

給湯器を使う場合、湯と水を混合する水栓金具を使うのが一般的ですが、旧式の給湯器の中にはリモコンで温度調整ができないものがありますので、いきなり熱いお湯が出てヤケドする危険性があります。

そのような場合、サーモスタット式混合栓をお勧めしています。目盛りを合わせるだけで自動でその温度に調整をしてくれますのでヤケドの心配がなく安心してお使いいただけます。

サーモスタット操作画像

 

老健・保育園でヤケドさせない工夫

老健施設や保育園でご使用する場合は、隠れた場所に後付けで設置できる
サーモ継手が便利です。コンパクト設計なので、キャビネット内に設置できるため、温度調整ハンドルを手の届かないところに隠す工夫ができます。


U11-20X3 サーモ継手

サーモ継手キャビネット下

 

給湯器側で温度設定できる場合

給湯器のリモコンで温度設定できる場合、特にサーモ継手は必要ないですが配管内に水が貯まっていたり、給湯機までの距離が長い場合には想定よりも低い温度のお湯しか出ない場合があります。
そういう場合には、サーモ継手を追加し給湯機温度を高めに設定することにより、安定した温度のお湯を安心してお使いになれます。

自動水栓を使うときに便利

厚生労働省は、老健・保育園の衛生管理において手洗い場の蛇口の汚染による感染を防ぐため自動水栓を推奨しています。
しかし、ほとんどのメーカーの自動水栓は単水仕様となっています。冬場は冷たい水しか出ないと辛いですよね。お湯を使いたい場合は、自動で温度調整を可能にするサーモ継手が便利です。お湯と水をサーモ継手で混合し、温度調整後のお湯が自動水栓から出てきます。
サーモ継手の単水栓接続写真
 

サーモスタットの基礎知識

サーモスタットって何?

サーモスタットは、設定された温度を保つように自動調節する装置です。
 

水栓に使われているサーモスタットの種類は?

水栓に採用されているサーモスタットの原理は、大別して金属の性質を利用したSMAサーモとワックスの膨張性質を利用したワックスサーモの2種類があります。
SMAサーモはワックスサーモに比べ温度差異が少ないため、不意に熱いお湯が出ること(オーバーシュート)がない特長があります。サーモ継手はSMAサーモを採用していますので安全にお使いいただくことができます。

 
 

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